債務整理　車　ローン

しばらくの間は組めません。

債務整理を行うと、個人信用情報に事故情報が登録され、
俗に言う『ブラックリストに載る』ことになります。
個人信用情報に事故情報が載っている一定期間（５年～７年程度）は
通常、車のローンを組む事ができない、と言われています。

車のローン審査では、個人信用情報が判断材料のひとつとなるので、
個人信用情報に事故情報が載っていると審査にマイナスとなる為です。

しかし、一定期間（５～７年程度）が経過し、
個人信用情報に事故情報の掲載がなくなれば、
それ以降は、債務整理とは関係なく、
あなたの経済的信用力が審査対象になると思われます。
ローン審査の判断基準は、各会社で異なり、
個人信用情報以外に、収入・勤続年数なども審査の判断材料と
なるでしょう。

ただし、債務整理を行った後に車のローンを組まれると、
再び毎月の返済が負担に感じてくるかもしれません。
その為、債務整理後に車の購入を検討されている場合は、
一定期間（５年～７年程度）に少しずつでもよいので貯金をして
一括購入されることをお勧めします。

選択する債務整理の手続きにより詳細が異なります。

ローンが残っている車の所有権は、通常、ローン会社にあります。
その為、債務整理を行う相手に車のローン会社が含まれると、
原則、車はローン会社に引きあげられてしまいます。

債務整理は、『任意整理』『特定調停』『個人再生』『自己破産』の
手続きがあります。

例えば、債務整理のうち、『任意整理』または、『特定調停』では、
借金を整理する相手が選べる手続きの為、
車のローン会社を『任意整理』または、『特定調停』の対象から外して、
車のローン以外の借金を整理することができます。
その結果、ローンが残っている車を維持しながら、
車のローン以外の借金を整理することが可能です。

一方、債務整理のうち、『個人再生』または、『自己破産』では、
すべての債権者を対象とする手続きの為、
一部の債権者（車のローン会社）を、整理する対象から
外すことができません。
その結果、『個人再生』または、『自己破産』を行うと、
ローンが残っている車は、原則、ローン会社に引きあげられてしまいます。

車のローンの有無や車の価値、
又、選択する債務整理の手続きにより 詳細が異なります。

債務整理の手続きは
『任意整理』『特定調停』『個人再生』『自己破産』があります。

車のローンが無い場合、
債務整理のうち『任意整理』『特定調停』『個人再生』では、
車を維持したまま借金整理が可能です。
しかし『自己破産』では、原則、高額な車は処分されます。

一方、車のローンが残っている場合、
通常、車の所有権はローン会社が持っているので、
車のローン会社を整理する対象とすると、
原則、車はローン会社に引きあげられてしまいます。

債務整理のうち『任意整理』『特定調停』では、
車のローン会社を整理する対象から外し、
今まで通り返済を続けることで車を維持することが可能です。

しかし『個人再生』『自己破産』では、
すべての債権者を対象とする手続きの為、
『個人再生』『自己破産』を行うと、
原則、車はローン会社に引きあげられてしまいます。